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Research Performance

研究実績

シリコンオイル抜去眼の残存シリコンオイルの新しい評価法と眼所見との相関に関する後ろ向き研究 – 治験・臨床研究

患者募集 終了

【背景】
難治性の眼疾患に対する硝子体手術でシリコンオイル(SO)を眼内に注入することがあるが、合併症を防ぐために術後3カ月程度でSOを抜去することが推奨されている。しかし、SO抜去後もわずかに眼内に残存したSO粒子が緑内障などの合併症を起こすことが知られている。現在までどのような症例で、SOが残存しやすいか分かっていない。

【目的】
シリコンオイル(SO)注入眼のSO抜去術後に眼内に残留したSO粒子の量を客観的な手法で定量化し、残存SOの量に影響する因子を後ろ向きに調査する。

【方法】
SO抜去術後の術眼に超音波エコー検査を実施する。残存したSO粒子は、エコーにて高信号で描写されるので、これを一定時間(術後24時間後、48時間後など)毎に行い記録する。これを基に眼球の容積あたりのシリコンオイル粒子の量を数値化し、眼所見との関連を調べる。
主要評価項目:シリコンオイル抜去術後の眼内残留シリコンオイル量と眼軸との相関
副次評価項目:眼内残留シリコンオイル量と視力、眼圧などの眼所見との相関

【症例数】
研究全体の症例数:40症例

【参加施設】
主施設:鹿児島大学教授 坂本 泰二

筑波大学眼科講師岡本 史樹
徳島大学眼科教授三田村 佳典
奈良医科大学眼科教授緒方 奈保子
新潟大学眼科講師長谷部 日
滋賀大学眼科教授大路 正人