1. HOME
  2. 研究実績
  3. 黄斑下出血例の病態及び視力予後に関する多施設後ろ向き観察研究 – 治験・臨床研究

Research Performance

研究実績

黄斑下出血例の病態及び視力予後に関する多施設後ろ向き観察研究 – 治験・臨床研究

【背景】
滲出型加齢黄斑変性や網膜細動脈瘤は網膜下出血をきたすことがあり,著明な視力障害を生じる.具体的な治療内容は多種多様で,視力予後は一定しておらず,長期的な治療成績もばらつきがある状況である.

【目的】
今回私たちは,黄斑下に出血を合併した症例を集め,出血に対する治療後の長期予後について観察研究を行う.これにより,適切な診療方針および治療法の選択に繋がるような,有益な情報が得られる事が期待される.

【方法】
研究デザイン:
過去のカルテを参照し,後ろ向きに検討する

研究対象期間:
2015年4月から2018年10月までの期間に加齢黄斑変性もしくは網膜細動脈瘤が原因となり,網膜下出血をきたし加療を受けた症例

検討項目:
・年齢
・性別
・罹病期間
・原因疾患・病型
・全身疾患・内服薬
・治療既往の有無,有りの場合は治療内容,最終治療から出血までの期間
・眼底,光干渉断層撮影,眼底自発蛍光,蛍光眼底造影所見
・出血に対する治療内容ならびに視力経過
・僚眼(黄斑出血をしていない方の眼)の所見(加齢黄斑変性症の発症有無)

【参加施設】
・代表施設
名古屋市立大学 眼科
・参加施設
兵庫医科大学病院 眼科
市立札幌病院 眼科
徳島大学病院 眼科
福井大学病院 眼科
奈良県立医科大学病院 眼科
滋賀医科大学病院 眼科
鹿児島大学 眼科
神戸大学 眼科