Research Performance
研究実績
日本眼光学学会学術論文賞 2019 長谷川優実- 研究実績
PLoS One Volume 13 2018に掲載された論文「Effects of astigmatic defocus on binocular contrast sensitivity」で,第6回日本眼光学学会学術論文賞を受賞しました.
本論文は、健常眼の両眼に乱視を負荷して両眼開放下のコントラスト感度を測定すると、乱視が増加するほどコントラスト感度は低下するが、片眼に乱視を負荷した状態ではコントラスト感度は低下しないことを示した初めての報告です.
この研究に取り組んだのはまだ龍ヶ崎済生会病院に勤務していた頃で,トーリックIOLの結果をまとめたりしていたところ,大鹿教授のアイデアで平岡先生のご指導のもと研究を行うことになりました.結果をまとめた時には,綺麗な結果が出て,きっと良い雑誌に載るに違いない!と思ったのですが,なかなか採用されませんでした.最終的にはこのような名誉ある賞もいただけて諦めずに論文を投稿し続けてよかったと思います.
最後に,入局してすぐに研究の方法や楽しさを教えてくださった岡本先生,一緒に研究を進めてくださった中野先生,データ取得に協力してくださった龍ヶ崎済生会の高橋さん,大学の小塚さん,湯川先生,本研究と論文のご指導をいただきました,平岡先生,大鹿先生にこの場を借りて感謝申し上げます.これからも良い仕事ができるよう頑張ります.