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Residency Training Programs

研修制度

関連病院での研修について – 先輩の声

関真理子 入局3年目

関連病院での研修について<眼科を選んだ理由は?>
科の選択にあたり,検査・診断・治療・フォローまで自分でできる科が良い,という思いがありました.初期研修で眼科をまわった際に,眼科の専門性の高さとスマートな手術に強く惹かれ,眼科へ進むことに決めました.筑波大の医局を選択した理由は,自身が茨城県出身,筑波大学卒業であることがまず挙げられますが,教育体制が整っていること,茨城県内唯一の大学病院であり多様な症例を経験できること,医局内の雰囲気が和やかなことも決め手になりました.

<後期研修について>
~大学病院(入局1、2年目)~
入局したての春,病棟,外来,手術業務と覚えることが多かったですが,分からないことは気軽に上級医に聞くことができる環境となっており,すぐに慣れました.入局1年目の11月に,自身の外来枠が開設されました.前担当医から引き継いだ患者さんのフォローに加え,他院より紹介になった新規患者さんを2~5人ほど診察することになります.茨城県内各地から紹介されてきますので,市中病院研修を経た今となってみると,「そんなんなかなかいないで!」というようなハードな症例も多々ありました.1年目からそのような外来を任されるので,日々の業務に加え勉強も多く必要で大変ではありましたが,強い責任感も生まれ,貴重な経験となりました.重症症例と対峙したときの度胸も育てられたように思います(笑).手術執刀と学会発表も,上級医にご指導いただきながら1年目の秋にデビューしました.日中は忙しかったですが,緊急手術がなければ業務終了時間は比較的早く,勉強する時間やプライベートの時間も十分保たれていました.
~関連病院(入局3年目~現在)~
3年目の春から関連病院勤務となりました.大学病院と比べ外来の枠数も,1枠で診る患者数も多く,commonな疾患が多いもののかなり多くの患者さんを担当することになります.専門外来はありませんので,白内障,緑内障はもちろん,外眼,涙器,角膜,ぶどう膜・網膜,神経系疾患,多様な疾患を診ます.紹介状のない初診患者さんも多く,また近隣住民の患者さんが多いことから,私が心に描いていた「検査・診断・治療・フォローまで」の診療がまさに行えていると感じています.担当手術件数も多く,特に白内障手術や外眼手術は多く経験することができます.

<MESSAGE>
高い専門性が眼科の魅力です,QOLに直結する視機能を守る眼科医の仕事に,強いやりがいを感じます.当医局は,大学病院と多数の関連病院で早期から実践を積むことができ,眼全般に関する診療能力を伸ばす機会が多く与えられる,優れた環境だと思います.興味がある方はぜひ一度見学をおすすめします.